2025年9月05日


まだまだ厳しい暑さが続いています。秋の気配を感じるには、まだ少し時間がかかりそうです。
京都市では10月1日から妊婦・パートナー歯科健診が開始されます。
妊婦の方、そしてともに子育てを行うパートナーの方にも歯科健診を行うことで、子育て家庭の歯と口の健康づくりをサポートする役割があります。
詳しくは京都市のHPをご覧ください。
今回は妊娠・出産後のお口の中の変化についてがテーマです。
以下に一般的な症状を記載します。
妊娠中のお口の変化
·歯ぐきが腫れやすい・出血しやすい
→女性ホルモンの分泌が増加することで歯周病菌が増加、そのため「妊娠関連性歯肉炎」が起こりやすくなります。
·むし歯になりやすい・しみやすくなる
→つわりで歯みがきが難しい、間食が増える、吐き気で胃酸が歯を弱くします。
ケアのポイント
つわりの時は、小さい歯ブラシやフッ素入り洗口液を活用しましょう。
- 吐いた後は水で口をゆすいでから歯をみがきましょう。
☆歯科のおすすめの受診時期☆
安定期(16~27週頃)がもっとも安心です。
出産後のお口の変化
·生活リズムの変化
→育児で忙しく、自分自身の歯みがきの時間がとりづらくなります。
·睡眠不足や疲れ
→免疫力が下がり、歯ぐきの炎症や口内炎が出やすくなります。
·女性ホルモンは安定
→妊娠中に腫れていた歯ぐきは落ち着いてきますが、ケア不足が原因で歯周病が進むこともあります。
ケアのポイント
- 忙しくても「夜の歯みがき」は忘れずに
- 歯科健診を定期的に受けて、お口の健康をキープしましょう
赤ちゃんのお口の健康は、ご家族のお口からも影響を受けます。
特にむし歯菌は親から子へうつることが分かっていますので、ママだけでなく、パパやご家族のお口のケアも大切です。
いせき歯科クリニックは妊婦歯科健診・パートナー歯科健診・歯周疾患歯科健診の指定医療機関です。
セルフケアも大切にしつつ、歯科医院の活用も検討してみてください。