2026年8月24日

京都市下京区のいせき歯科クリニックです。
まだまだ暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
もし、奥歯を1本失ってしまったら、皆さんはどのような治療方法を選びますか?
歯を失った部分を補う方法には、ブリッジや入れ歯、インプラントなどがあります。
今年6月からは、新たにCAD/CAMブリッジが保険適用となり、治療の選択肢が増えました。
CAD/CAMブリッジは、白い材料(高強度レジン素材)を使用したブリッジです。これまで保険診療では金属のブリッジが中心でしたが、条件によっては白いブリッジを選べるようになりました。
見た目の面でも魅力的な選択肢ですが、「保険で白い歯が入れられる」という点だけで治療を決めるのではなく、注意したいこともあります。
CAD/CAMブリッジは、十分な強度を確保するため、噛む面に最低2mmの厚みが必要です。そのため、場合によっては支えとなる歯を多めに削らなければいけません。
歯を削る量が増えると、治療後にしみたり、神経に影響が出たりする可能性もあります。また、厚みを確保するために歯を削ることで、歯の高さが低くなり、ブリッジが外れやすくなることもあります。
もちろん、すべてのケースで問題が起こるわけではありません。しかし、お口の状態によっては、CAD/CAMブリッジ以外の治療方法も含めて考えてみることをおすすめします。
例えば、ブリッジでもジルコニア(セラミック)によるブリッジは強度が高く、噛む面の厚み(クリアランス)が1mm程度で対応できるため、歯を削る量を抑えられます。
また、周囲の歯を削らずに治療できるインプラントや、外科処置を必要としない入れ歯も選択肢の一つです。
それぞれの治療には、メリットと注意点があります。「保険が使えるから」「白い歯だから」という理由だけではなく、残っている歯の状態や噛み合わせ、将来的なことも考えながら、ご自身に合った治療方法を選ぶことが大切です。
歯を失ったときには、一つの方法だけで決めず、それぞれの特徴を比較しながら、ご自身に合った治療方法を一緒に考えていきましょう。
