矯正歯科
矯正歯科
当院は3Dスキャナー『iTero element(アイテロエレメント)5Dプラスシリーズ』を導入しています。世界最新鋭のスキャナーにより、精度の高い歯型を不快感もなく短時間で採取することができます。また治療後にどういった歯並びになるのかシミュレーションを行うことができる機能も搭載しています。
術前検査として
を行います。最初に前歯の位置を決め、骨の合間に歯が並ぶように計画を立てていきます。
叢生(そうせい)
八重歯(やえば)や歯並びが凸凹(でこぼこ)になっている状態など歯並びが悪い状態を叢生(そうせい)と呼びます。叢生は、歯ブラシが届きにくく、歯と歯の間にむし歯や歯周病が起こりやすくなります。
上顎前突(じょうがくぜんとつ)
「出っ歯」とも呼ばれ、上顎の前歯が前に傾斜していたり、歯が前に突き出していたりする状態です。見た目の問題や発音障害が生じるほか、口をしっかり閉じられないことで、口呼吸が習慣となり、口腔内の乾燥によりむし歯や口臭が起こりやすくなります。
下顎前突(かがくぜんとつ)
下顎が上顎より前に突き出ている状態のことで、噛み合わせが反対になるので「反対咬合」とも呼ばれています。上下の前歯の傾きに問題がある場合と、下顎が大き過ぎたり、上顎が小さ過ぎたりする場合とがあります。骨格異常や噛み合わせのずれが大きい場合は、外科手術が検討されることもあります。
開咬(かいこう)
上下の前歯がきちんと咬み合わない状態のことをいいます。前歯で食べ物をうまく噛み切ることができないだけでなく、正しく発音ができなかったり、咀嚼がうまくできなかったりということも特徴として挙げられます。オープンバイトとも呼ばれます。
過蓋咬合(かがいこうごう)
上の前歯が下の前歯を覆い過ぎてしまう噛み合わせの状態をいいます。多くの場合、下の歯が上の歯に隠れて見えません。この状態では、下の前歯が上の顎を傷つける可能性があり、歯肉を噛んでしまうこともあるため、食べ物を噛むのが困難になる場合もあります。
空隙歯列(くうげきしれつ)
歯と歯の間にすき間ができている状態で、口を開けたときに目立つという見栄えの問題だけでなく、隙間に食べ物が挟まりやすくなり、サ行やタ行が発音しにくくなります。
矯正治療は、見た目がきれいになることに加え、しっかりと噛むことができるようになるため、食べ物の消化が効率的になります。また、歯磨きもきちんと行うことができるようになるため、むし歯や歯周病にかかりにくくなり、正しい発音で喋ることができるようになります。
以下は8020運動(80歳になっても20本以上の歯を保とう)の達成者の咬合調査(竹内ら、歯科学報、2005)のデータですが、8020運動達成者の内訳を見ると、正常咬合(かみ合わせが良い方)の達成者率84.6%に対し、上顎前突の場合は8020運動達成者が15.4%、対咬合(受け口)や開咬(オープンバイト)の場合は8020運動達成率が0%という結果でした。
よい歯並びや嚙み合わせは、健康的な生活を送るうえでとても大事なことです。歯並び・噛み合わせに関してお悩みがある方は、ぜひ一度、ご相談ください。
マウスピース型の矯正器具を装着して歯を動かす治療です。マウスピースは透明で、目立たず、周囲に気づかれずに治療が受けられるという特徴があります。取り外しが可能で、いつも通りに食事や歯みがきをすることができます。当院では、歯列全体の矯正はマウスピース矯正をメインにしています。
歯の表面にワイヤーとブラケットと呼ばれる固定装置を装着して歯列を整えていく方法です。当院では、ワイヤー矯正は「前歯だけの矯正」など、部分的な歯列矯正に特化して行っています。
またマウスピースと併用して、一時的ですがワイヤーで動かす場合もあります。
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