歯の破折|いせき歯科クリニック|JR丹波口駅から徒歩1分の歯科医院

〒600-8811京都府京都市下京区中堂寺坊城町16-3 グラン・ドムール丹波口1階

075-741-6642

WEB予約
下層メインビジュアル

歯の破折

歯の破折|いせき歯科クリニック|JR丹波口駅から徒歩1分の歯科医院

2026年4月01日

下京区のいせき歯科クリニックです。暖かな春の訪れを感じる季節となりました。
新生活が始まり、気持ちも新たに日々をお過ごしの方も多いのではないでしょうか。
今回のテーマは「歯の破折(はせつ)」です。

歯を失う原因とは

歯を失う原因というと、「むし歯」や「歯周病」を思い浮かべる方が多いと思います。実際、これらは長年にわたり主要な原因であり続けています。しかし近年、見逃せない存在として注目されているのが「破折」、つまり歯が割れてしまうことです。調査によれば、歯を失う原因の第3位は破折であり、約18%を占めると報告されています。

永久歯の抜歯原因調査画像

破折の原因と発症リスク

歯の破折画像

破折は偶発的なトラブルのように思われがちですが、実際には日常生活の中に潜む慢性的な負担が大きく関与しています。歯ぎしりや食いしばり、硬いものを好んで噛む習慣、TCH(R7.12月コラム参照)などにより、歯には繰り返し強い力が加わります。
その結果、目に見えない微細な亀裂が徐々に蓄積し、ある日突然「割れる」という形で表面化します。

歯の破折画像

臨床的には、破折によって抜歯に至る歯の約80〜90%が、すでに神経を取った歯であると報告されています。神経を取る処置(根管治療)は、感染を取り除くために必要不可欠な治療ですが、その一方で歯質の強度低下を招きます。大きく削ることにより構造的にも弱くなり、結果として破折リスクが高まります。
加えて、神経がないことで痛みを感じにくくなるため、異常の発見が遅れやすい点も見逃せません。気づいたときにはすでに深刻な亀裂が入り、保存が困難になっているケースも少なくありません。

破折の予防方法

破折は単なる事故ではなく、「力のコントロール」と「歯質の管理」という観点から予防する必要があると考えられます。歯ぎしりや食いしばりのある方にはナイトガード(マウスピース)の使用やボトックス治療(R8.2月コラム参照)が有効です。さらに、可能な限り神経を残す治療選択を行うことも、長期的な歯の保存に大きく関わってきます。

歯は一度失ってしまうと元に戻ることはありません。だからこそ、「むし歯や歯周病だけでなく、破折もまた主要な抜歯原因である」という認識を持つことが重要です。
新しい季節の始まりに、ぜひご自身の歯の健康について見直してみてはいかがでしょうか。
気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

TOP