2025年10月07日

こんにちは。下京区のいせき歯科クリニックです。
朝晩は肌寒さを感じるようになってまいりました。
今回は、当院で導入した唾液検査システム「シルハ」のご紹介です。
唾液検査とは?
唾液検査は目には見えないお口の中の様々な情報を数値化し、視覚的に捉えられる検査です。
むし歯や歯周病、口臭などのお口のトラブルの原因やリスクを把握し、予防や治療の参考にできます。
シルハについて
シルハはお口の中を水で10秒間すすいだ液を分析し、6つの指標を検査します。
むし歯や歯周病のリスク、口内環境の状態などを確認するための参考になります。
測定にかかる時間は約5分です。
シルハの検査6項目
シルハでは、以下の6つの項目を検査し、結果をグラフで分かりやすく表示します。
- むし歯菌の活性度:むし歯菌の数と活動の活発さを表します。高いほど、むし歯になりやすい環境です。
- 酸性度:歯が溶けやすい状況かを見ます。高い状態が続くと歯が溶けやすくなり、むし歯のリスクが高まります。
- 緩衝能:酸性に傾いたお口の中を中性に戻す力を測ります。低いとむし歯のリスクが高まります。
- 白血球数:白血球は生体防御に関わる細胞です。炎症があると炎症抑制細胞が増加します。高い場合は、歯肉がダメージを受けやすい環境の可能性があります。
- タンパク質:歯周病などで出血があるとタンパク質が増加します。歯周病のサインの一つとなります。
- アンモニア:口臭の原因となる物質の量を測ります。高い場合は、お口の中の細菌が多い状態を表します。
検査結果をもとに、歯科医師や歯科衛生士が丁寧に結果をご説明し、一人ひとりにあった治療や予防の方法をご提案いたします。
何でもご相談ください。